「安部公房全集 030(1924.03-1993.01)」
安部 公房
定価: ¥ 8000+税(¥8800)
新たに発見された幻の映画用シノプシス、書簡等70篇を収録。全30巻を自在にナビゲートする詳細な書誌。愛娘が人間・公房の真実に迫る、書下ろし評伝「安部公房伝記」。かつてない完全編年体個人全集。
安部公房研究には必須の文献です。全集の全体像を把握するにはこの最終巻が要です。小説、エッセイ、戯曲などはどうかしたら文庫本で読めますが、それらから漏れているものなどが集められており、この本でしか読めないもの(短い雑誌記事、書簡など)が集めらている巻です。全集の意義はそういう補遺が集められていることで、この「030」がその巻になります。
未読状態で保管していたもので、書店に置いてあるものよりきれいかもしれません。ただ、装丁の素材がサテン生地のようなもので、高級感があるのですが、本体の重量もけっこうなものですので、今後の扱い方によっては角などのスレができやすい書物かもしれません。箱の内部にも画があったり、本体のタイトルはアルミプレートだったりで、さすが安部公房の全集と思わせる作りになっています。この内容と作りでこの価格は驚異的です。採算度外視の企画だと思います。新潮社の気合が感じられます。
CD-ROMの収められた付録の巻の内側にフロッピーディスクが映っていますが、これは安部自身の原稿のフロッピーの写真が装丁として使われているもので、フロッピーは付きません。
通常は24時間以内に発送しておりますが、本品については書庫内所蔵ですので、発送まで3日程度の日にちをいただきます。あらかじめご了承下さい。
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