1978年頃にDENONの源流コロンビアから49800円で販売されていた、ラジカセ付レコードプレーヤーGL-K3Dのメンテナンス済動作品です。
整備箇所はカセット部分の駆動ベルト交換、録再ヘッドの消磁、ピンチローラの研磨、メカの清掃グリスアップ、アンプ初段の不良トランジスタの交換、レコードプレーヤー部分のアイドラー研磨、清掃グリスアップ、各スイッチ、ボリュームのメンテナンス、スピーカーは80年代のパイオニア製ですが当時流行した平面ユニットが付いています、平面ユニットはコストの問題もあってかすっかり姿を消してしまいました、スピーカーについては吸音材を追加しツイーターのローカットコンデンサーを2.7から1µfに交換しております、これはクロスオーバーの変更と言うよりは鳴り過ぎていたツイーターの能率を下げる為の変更です、箱は密閉型からバスレフポートを開けて低音不足に対処しております、左右でポートの長さを変えて低域の改善を図っております。また手軽にFM受信が出来る様にロッドアンテナを付けておりますので電波環境が良ければこれでFM放送が受信出来ると思います、小キズ擦り傷が多かったアクリルカバーは磨き上げました。
動作確認はラジオの受信、レコードの再生、カセット部分のラジオからの録音、レコードからの録音、再生、早送り、巻き戻し、オートストップの動作、などです、早送り、巻き戻しに関しては殆ど問題ありませんがほんの少しベルトが緩い(いつも千石電商さんで購入していますが直径が5mm単位なのでジャストフィットしない事が有ります)ので巻きの堅いテープでは巻取り出来ない事が有るかも判りません。
出来るだけ清掃メンテナンス致しましたが何分経年の品ですので劣化消耗あるかも知れない点はご了承下さい。付属品は新品のダイヤモンド交換針です、交換針はロネット型で今でもフリマサイトなどで良く見かけますので入手し易いと思います。
昭和の時代にはこういった機器でレンタルレコードやFM放送をエアチェックして音源をコレクションしていました、現代ではスマホが有れば何でも出来てしまいますが少しタイムスリップしてみるのも楽しいものです。
カテゴリー:
テレビ・オーディオ・カメラ##オーディオ機器##プレーヤー